スピーチはすなおな気持ちでお祝いのことばを述べればよく、上手に話す必要はありません。時間は、主賓も友人・同僚も、3分以内にまとめましょう。文字数にすると400字詰めの原稿用紙で2枚ぐらいです。事前に原稿をつくり、時間を計りながら練習しておくといいでしょう。スピーチの内容は、まず新郎新婦と両家へのお祝いのことばを述べ、本人との関係がわかるように自己紹介をしてから、主題に入ります。ここでは、新郎または新婦の人柄がしのばれるような心温まるエピソードを披露します。最後はふたりを励ますはなむけのことばを述べ、「いつまでもお幸せに」のように結びます。スピーチをするときは、肩の力を抜いて、にこやかな表情で話すようにします。ことばも一語一語を明瞭に話し、速すぎたり遅すぎたりしないように注意します。
結婚式は、人生の中で最大のイベントといってもよいでしょう。しかし、ただ派手に、豪華にするだけが、記念になる結婚式だとはいえません。背伸びをせず、お仕着せではない、自分たちらしい結婚式であること。それと同時に「よい結婚式だったね」とみんなにも心から喜んでもらえるような内容であることこそ、素晴らしい結婚式の原点なのです。結婚式の準備はとても大変なものですが、親まかせにせではなく自分たちで協力して行ったことに意味があります。他の人のアドバイスを取り入れることは大事ですが、自分たちの意見をもっていきましょう。お祝いの相場というものがあるようですが、無理のない額に決めてかまいません。形より、心を贈るというところが大事なポイントです。
店についたら、ただ漫然と客を待っているのではありません。「どうせ案内されてやってくるだろう……」などと、ちゃっかり席に座って待っている人が多いようです。これは接待する側の人間として、バツ。接待は、客の出迎えから始まるもの。客の到着時間を見計らって、店の玄関口まで出迎えに行くのが礼儀というものです。そこまでするからこそ「接待」なのです。問題は、客の座る席です。座敷だったら、床の間を背にした席が一番目上の人。つまり、主賓です。そして、順に左右に並び、接待する側は入り口に近い席になります。人数が多くなると、テーブルを二脚使うこともあります。その場合は、床の間に近いテーブルが客の席。入り口に近いテーブルが接待する側の席です。レストラン、中国料理店では、上座下座の区別がつきにくいものですが、一般に、入り口より遠い席が上座、近い席が下座となります。眺めのよい川沿いの座敷や噴水や箱庭のような演出がされている店では、必ずしも入り口を基準にしなくてもいいでしょう。よく見える場所が上座と考えます。どうしても迷ったら、あらかじめお店の人に上座はとこか聞いておけば安心です。